創業100年 老舗寿司 「ゑんどう」さん紹介
2021年7月某日
昨日仕事で久しぶりに大阪にきました。
外で夕食を済ませようと宿泊している新地のホテル近辺うろうろ、しかしいつも賑やかの新地の面影はなくシーンとしている。聞こえてくるのはカラスの鳴き声。一方近くの天神通りや中通り商店街は若者でイッパイ。まん延防止中の大阪でもこの盛り上がりかぁ。近寄らないようにひと気のないところを見つけて結局コンビニ弁当にしました。テレビでオリンピック観戦しながら今夜はコンビニ弁当で済ませた。
案の定お腹空いて翌朝5時頃目が冷めた
カーテンを開けると爽やかな朝。堂島川がすぐそこを流れ太陽のひかりで水面がキラキラ光っております。お腹がすいたなぁ、こんな時間何処もあいてないだろうまたファミマか?と思った矢先堂島川を見ながらひらめきました。そうだ、この堂島川に沿って西にいくと市場があるって誰かが言ってたな、そこの場外寿司屋が朝早くからやってるよって聞いたことがあったのを思い出した。よし寿司くおう、ネットでググったら名前は「ゑんどう」6時15分の開店らしい、ここから歩いて約30分だからゆっくり歩きながらいけば丁度いいだろうっと着替えて顔洗ってホテルを出発。
6時すぎホテルを出て川沿いを西へいくと丁度いい散歩コースがある。何やら看板にトランペットの写真とRed &Blue stの文字
有名なトランペット奏者(手嶋祥一)がこの街をJAZZの街にしたいとの思いから自らのJAZZバンド名「Red&Blue echo」から名付けたそうです 知らんけど(⬅大阪の皆さん、使い方あってます?)
さあやってきました大阪の中央にある市場、もうこの時間は一戦を終えて場内は片付けをしています
正面向かって右側は金物屋、昆布、和菓子、などが売っており3Fまであります。向かって左側にお目当ての寿司屋ゑんどうがあります。並びにレストランというか食堂がいくつかありもう一つのお寿司屋さん(10時開店 三越伊勢丹にはいってる)、中華料理 上海さん(朝定420円でやってます今日は豚汁と卵焼き)鴨錦さん、カレー屋めんふくろうさん、まだ開いてません
ゑんどうさん入口の 外には入店待ち用の椅子が沢山あったので時間帯によっては混むんだろうなー
因みに4人テーブル席が4つ、カウンターは6人ぐらいのスペースがありましたがコロナ対策で1席づつ開けてます。なもんでカウンター3人までです。わたしが入ったときはすでにテーブル席は3つ埋まってました
カウンター席に座ってキョロキョロ偵察始まります。
まずメニューない 芸能人サイン多い 創業100年を感じさせる店内
朝の客層は市場の偏屈おやじが多く仕事の終わりで酒ガンガン飲んでいるかと思いきや意外と市場のおやじはいなくて一般客がほとんど(ミートゥ)。
お店のおばさんやってきました
「お好みでよろしいですか?」
「食べられないものありますか?」
「赤だしのあさり汁付けますか?」
突然の質問攻めにひるんではいけない。ここは横浜弁を押し殺し・・・・
「お好みでお願いします(っていうかメニューないだろ)」
「食べられないものはありません」
「赤汁つけてくれまっか?」(⬅大阪の皆さん 使い方あってますか?)
まずは がり お茶 それと醤油とハケがきました
なるほど、大阪人はこのハケで醤油を塗って食べるのか
たしかにこれなら米粒が醤油皿にこぼれないぞ
醤油は創業以来継ぎ足して使っているものでネタに直接ハケを触れさせることで魚の旨味や脂分がハケを通じて醤油にいきわたるらしい そうすることで、醤油の旨味がより増して美味しくなるらしい。 知らんけど(⬅大阪のみなさーん、? )
穴子・・・やわらかい
うに・・・甘い
鯛・・・・コリコリ
中トロ・・甘く程よい脂でおいしい
はまち・・・・あっさり
赤だしのあさり汁・・・300円
朝は余計に美味しく感じる
ひと通り5カン全て食べ終わった頃さっきのおばさんやってきました
「お寿司の追加はいかがなさいますか?」
んん?どういうことだ???こんなこと寿司屋で聞かれたのはじめてだぞ
意味がわからず今回は初めてだったのでここはひとまず退散としよう
「あッ、結構です」
お茶をすすり入り口でお会計 1650円
あッ、美味しかったって言って店出るの忘れた でもとっても美味しかったです!!
ゑんどうさんのオーダーのしかた
ホテルにもどり、どうもここのシステムがわからなかったので後で調べてみました。
おばさんの言う「おまかせ」とは1枚目(1皿目)から2枚目、3枚目・・・5枚目まであって「追加」とは2枚目いかがですかという意味でお腹のふくれ具合で3枚目、4枚目、5枚目と追加していくのです。5枚目で店のネタほぼ全制覇らしいです。たいていの客は2,3枚目までいくことが多いようです また5枚目の追加は1枚目にもどるらしい。
これは「上まぜ」といって皿の上の盛り合わせのことでひと皿に異なるネタが5貫載っていてこの「上まぜ」が1枚目から5枚目まであるというのである
1皿目は1年を通じて同じものが食べれるようになっています
2皿目は赤貝やハモなどの旬のネタ
3皿目はタコ アワビ などの贅沢なネタ
例えば4人でいけば4人がそれぞれ同じネタの1枚目を食べるより
「おまかせで1枚目 2枚目 3枚目 4枚目を下さい」
と注文すれば4人で20カンの寿司をシェアできるのである
まとめ ~ゑんどう さんのここがすごい~
- まともな時間にいくと必ず外待ち
- ここの寿司は握り寿司ではなく「つかみ寿司」という
- しゃりを冷まして握るのではなく熱々のまま握る熱いから握れず掴んですしにする
- その力加減がポイントで口にいれると程よく崩れる
- ハケで醤油つけるから米がポロポロこぼれない
- 追加はいかがか?=2皿目はいかがか?の意味
- 赤だしのあさり汁はかなり美味しかった
- ゑんどうの「ゑ」はいちいち変換しなければいけない
- バンコクのトンローにも店がある
よんでくれて、おおきに まいど
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